2006年 10月 25日
第2課題講評会/第3課題出題 |
真鍋怜子
コンタクトレンズを境界の例として挙げ、どこかとどこかがつながる距離を考えた。眼鏡は目との距離があるけれど、コンタクトは距離がないのが不思議だと思って、それを建築化することを考えた。普通の家のバルコニーを90°回転させた方向に洗濯物を干す場所をつくった。家と家をまたがるように洗濯物が干され、洗濯物を何枚も干すことで境界ができる。プライベートなものほど手前に干して、向かいの家から視覚的に見えなくすることができる。
ナポリでは実際にこんなかんじで洗濯物を干している。(平本)
真鍋さんの真鍋さんたるゆえんがここに現れている。ここにはいろんな境界にまつわる要素が渦巻いている。洗濯物を干す境界を共有しているようで行き違っていて、それがうまくいっている。(古谷)
順位を考えていくとこうなる、という丁寧な視点が好感をもてる。(萩原)

戸田亮
講評会欠席
この作品は非常にスマートに境界を表現している。小さい穴からのぞくと意識しない境界が、逆に大きい穴からのぞくと意識させるようになる。(萩原)

桑尾重哉
イエ型の屋根の下においてイエ内部の空間が担保されるということ、イエとイエの敷地境界が柵によって定義されるということ。まず一般的な住宅地における2つの境界のかたちを抽出した。もともと狭い敷地をさらに細切れ状態にしたために生じる都市空間の狭さと、保証されるべき所有物としての土地の関係を先に述べた2つの境界のかたちを再構築する。
木を植えるか芝生を植えるかして家型のヴォイドを視覚化したほうがよかった。(古谷)
木を植えるというよりもヴォイドがあって自然現象でそこに植物が生えるというほうがいい。この部分では地面に光が当たって雨が降るから、くっきりとした境界ではないにしろそういう現象が起こると思う。そういうプレゼンテーションをしてくれるとすごいアイディアだったのに残念。(萩原)

星野祐美
高速道路の下を日常と非日常の境界にする。壁のドットの大きさの変化や、車の走る方向と柱の傾斜の関係を使って境界に方向性を与える。
建築というよりは舞台装置とかインテリアに関心がありそう。ドットの話か柱の話かどちらかにしてもっと詳細にやったほうがよかった。(古谷)
方向付けをするとかのアイディアはいい。走る車に対して、実際に傾いた柱がどう見えてくるかというのがもう少し実証できるとよかった。(萩原)

伊藤華絵
背の低い人のもどかしさみたいなものをわかってほしいと思った。ある側からみると見えるけど逆側から見るとどうがんばっても見えない。こういうものを応用して建築にすると、いくら背の高い人でも目線を下げてのぞくことになるので見ることができない。背の高い人にとってもすごくもどかしいと思う。
インテリアではこの天井になる部分を丸めて、厚みを隠すといった操作がすごく重要で、面白いと思う。(平本)
もうちょっとこれが建築的になってくれるといい。角が気になったという感覚はよくて、こういうわざと視線を変えさせる開口の開け方みたいなものはすごく使えるアイディアだと思う。この先にあるものに対しても、見たくないものをさけたりということができる。この装置で都市の中で快適な環境を手に入れることができる。(古谷)

永沢ゆき
道路が普通に使われているケの場面と、歩行者天国として使われているハレの場面との境界をつくった。歩行者天国として使われるときは道路の文字が立体的に立ち上がり、そこがボリュームになる。
これは思わぬ方向へ行った。まさかこの文字をめくるとは、、、素材としてはこれがどうなるのかわからないが、造形としては普段は道路として平べったく収まっていて、何かのイベントがあるときに起き上がるというのはあると思う。スーツケースハウスみたいに、道路にイスとかいろんなものがしまわれていて、イベントのときに取り出して使ってまたしまうみたいなのはあるかもしれない。(古谷)
町並みのファサードが並んでいて、そこにこの文字が立ち上がった斜めの線がはいってくるという見え方はいいと思うけど、はりすぎている。こんなに高く立ち上がっていなくてもいい。(平本)

小森陽子
人の動きに着目し、自分のつくるもので人のたまりや道をつくれないかと思った。駅のホームに曲線の壁をたてると、急ぐ人はまっすぐ歩き、たまる人は壁のカーブしたところにたまる。
この案は素直にあると思う。池袋の地下道みたいなかんじ。ホームって先端が細くなっていて、そうゆうのをからめるともっとよかったと思う。(萩原)
これはすごく身体で感じたいアイディアなんだけど、模型が小さすぎてそれが伝わらない。ホームの幅も間違っていてリアリティが生まれない。そういうところにはもっと神経質になった方がいい。これはすごくおもしろいアイディアで、ホームというのは端と真ん中で人の動きや緊張感が違う。この案は平面的に作られているけど、立体的に考えて、真ん中をへこませてそこに人のたまりをつくったり、少し傾斜をつけてみたりして操作をするのもよかった。そうやって人の動きを作れると思う。(古谷)

神太麻朝香
何か柵の代わりになるものはないかと考えた。バルコニーと外との境界が25cmくらい立ち上がっていれば境界に植物を植えれば人は通らないし、25cmあれば安心感もある。柵は必要なときだけだせる仕掛けにする。
柵をなくしたいというのはみんなが思っていることだ。植物を生やしたぐらいでは法律的には認められない。水が擦り切りいっぱいはられていれば手すりがなくても歩けなくなるからいけるかもしれない。けっこういろんな人が姑息な工夫をしているけれどなかなか解決できない問題だ。(古谷)
柵を必要なときに必要なだけ出したりできるというのは可能性がある。(萩原)

川口琢磨
この高さを決める要因は何なのか。これは壁が立ち上がっているのか。ベルリンの壁みたい。壁じゃなくてポールのようなもののほうがよかったかもしれない。(萩原)

中西 智也
講評会欠席

朴政勇
マグリットの絵は要素を並べただけで、それらの間には関係性がみえない。そのレイヤとレイヤの境界をなくすためにマグリットの絵を変形させた。現代都市はお互いに違うレイヤをもちながら発生する。その視覚的なつながりのために現代都市の建物をスキップフロアに変形させた。
スキップフロアになっているいろんなレベルをつなぐものを作った方がよかった。この提案ではCGよりも模型を作ったほうがよかった。(古谷)

矢尻貴久
光のあたる向きなどで、重なり合ったスクリーンに映し出されるシルエットが変化する。住宅街の中にあって、ファサードが変化していくようなイメージ。
最初の都市的な話を聞くと、ジャンヌーヴェルのプロジェクトで上にいくほど透明度があがる案があるけれど、そういうののほうが最初の構想にはあっているような気がする。(平本)
着想を建築的なモデルに置き換えたところまではよかった。応用の可能性はすごくある。もう少し具体的な設定があるともっとよかった。(萩原)

コンタクトレンズを境界の例として挙げ、どこかとどこかがつながる距離を考えた。眼鏡は目との距離があるけれど、コンタクトは距離がないのが不思議だと思って、それを建築化することを考えた。普通の家のバルコニーを90°回転させた方向に洗濯物を干す場所をつくった。家と家をまたがるように洗濯物が干され、洗濯物を何枚も干すことで境界ができる。プライベートなものほど手前に干して、向かいの家から視覚的に見えなくすることができる。
ナポリでは実際にこんなかんじで洗濯物を干している。(平本)
真鍋さんの真鍋さんたるゆえんがここに現れている。ここにはいろんな境界にまつわる要素が渦巻いている。洗濯物を干す境界を共有しているようで行き違っていて、それがうまくいっている。(古谷)
順位を考えていくとこうなる、という丁寧な視点が好感をもてる。(萩原)

戸田亮
講評会欠席
この作品は非常にスマートに境界を表現している。小さい穴からのぞくと意識しない境界が、逆に大きい穴からのぞくと意識させるようになる。(萩原)

桑尾重哉
イエ型の屋根の下においてイエ内部の空間が担保されるということ、イエとイエの敷地境界が柵によって定義されるということ。まず一般的な住宅地における2つの境界のかたちを抽出した。もともと狭い敷地をさらに細切れ状態にしたために生じる都市空間の狭さと、保証されるべき所有物としての土地の関係を先に述べた2つの境界のかたちを再構築する。
木を植えるか芝生を植えるかして家型のヴォイドを視覚化したほうがよかった。(古谷)
木を植えるというよりもヴォイドがあって自然現象でそこに植物が生えるというほうがいい。この部分では地面に光が当たって雨が降るから、くっきりとした境界ではないにしろそういう現象が起こると思う。そういうプレゼンテーションをしてくれるとすごいアイディアだったのに残念。(萩原)

星野祐美
高速道路の下を日常と非日常の境界にする。壁のドットの大きさの変化や、車の走る方向と柱の傾斜の関係を使って境界に方向性を与える。
建築というよりは舞台装置とかインテリアに関心がありそう。ドットの話か柱の話かどちらかにしてもっと詳細にやったほうがよかった。(古谷)
方向付けをするとかのアイディアはいい。走る車に対して、実際に傾いた柱がどう見えてくるかというのがもう少し実証できるとよかった。(萩原)

伊藤華絵
背の低い人のもどかしさみたいなものをわかってほしいと思った。ある側からみると見えるけど逆側から見るとどうがんばっても見えない。こういうものを応用して建築にすると、いくら背の高い人でも目線を下げてのぞくことになるので見ることができない。背の高い人にとってもすごくもどかしいと思う。
インテリアではこの天井になる部分を丸めて、厚みを隠すといった操作がすごく重要で、面白いと思う。(平本)
もうちょっとこれが建築的になってくれるといい。角が気になったという感覚はよくて、こういうわざと視線を変えさせる開口の開け方みたいなものはすごく使えるアイディアだと思う。この先にあるものに対しても、見たくないものをさけたりということができる。この装置で都市の中で快適な環境を手に入れることができる。(古谷)

永沢ゆき
道路が普通に使われているケの場面と、歩行者天国として使われているハレの場面との境界をつくった。歩行者天国として使われるときは道路の文字が立体的に立ち上がり、そこがボリュームになる。
これは思わぬ方向へ行った。まさかこの文字をめくるとは、、、素材としてはこれがどうなるのかわからないが、造形としては普段は道路として平べったく収まっていて、何かのイベントがあるときに起き上がるというのはあると思う。スーツケースハウスみたいに、道路にイスとかいろんなものがしまわれていて、イベントのときに取り出して使ってまたしまうみたいなのはあるかもしれない。(古谷)
町並みのファサードが並んでいて、そこにこの文字が立ち上がった斜めの線がはいってくるという見え方はいいと思うけど、はりすぎている。こんなに高く立ち上がっていなくてもいい。(平本)

小森陽子
人の動きに着目し、自分のつくるもので人のたまりや道をつくれないかと思った。駅のホームに曲線の壁をたてると、急ぐ人はまっすぐ歩き、たまる人は壁のカーブしたところにたまる。
この案は素直にあると思う。池袋の地下道みたいなかんじ。ホームって先端が細くなっていて、そうゆうのをからめるともっとよかったと思う。(萩原)
これはすごく身体で感じたいアイディアなんだけど、模型が小さすぎてそれが伝わらない。ホームの幅も間違っていてリアリティが生まれない。そういうところにはもっと神経質になった方がいい。これはすごくおもしろいアイディアで、ホームというのは端と真ん中で人の動きや緊張感が違う。この案は平面的に作られているけど、立体的に考えて、真ん中をへこませてそこに人のたまりをつくったり、少し傾斜をつけてみたりして操作をするのもよかった。そうやって人の動きを作れると思う。(古谷)

神太麻朝香
何か柵の代わりになるものはないかと考えた。バルコニーと外との境界が25cmくらい立ち上がっていれば境界に植物を植えれば人は通らないし、25cmあれば安心感もある。柵は必要なときだけだせる仕掛けにする。
柵をなくしたいというのはみんなが思っていることだ。植物を生やしたぐらいでは法律的には認められない。水が擦り切りいっぱいはられていれば手すりがなくても歩けなくなるからいけるかもしれない。けっこういろんな人が姑息な工夫をしているけれどなかなか解決できない問題だ。(古谷)
柵を必要なときに必要なだけ出したりできるというのは可能性がある。(萩原)

川口琢磨
この高さを決める要因は何なのか。これは壁が立ち上がっているのか。ベルリンの壁みたい。壁じゃなくてポールのようなもののほうがよかったかもしれない。(萩原)

中西 智也
講評会欠席

朴政勇
マグリットの絵は要素を並べただけで、それらの間には関係性がみえない。そのレイヤとレイヤの境界をなくすためにマグリットの絵を変形させた。現代都市はお互いに違うレイヤをもちながら発生する。その視覚的なつながりのために現代都市の建物をスキップフロアに変形させた。
スキップフロアになっているいろんなレベルをつなぐものを作った方がよかった。この提案ではCGよりも模型を作ったほうがよかった。(古谷)

矢尻貴久
光のあたる向きなどで、重なり合ったスクリーンに映し出されるシルエットが変化する。住宅街の中にあって、ファサードが変化していくようなイメージ。
最初の都市的な話を聞くと、ジャンヌーヴェルのプロジェクトで上にいくほど透明度があがる案があるけれど、そういうののほうが最初の構想にはあっているような気がする。(平本)
着想を建築的なモデルに置き換えたところまではよかった。応用の可能性はすごくある。もう少し具体的な設定があるともっとよかった。(萩原)

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by kuwao_w
| 2006-10-25 00:00











