2006年度 設計実習 E 第 3 課題
出題:平本英行
ブランド <デザインにできること>
○○○○入江 貴之
アディダスの広告のデザイン。アディダスの3本ラインを階段の踏み面に見立てて、もう一歩上に行こう、というイメージでデザインした。さらに、実際の階段にも同様に踏み面を3本黒く塗り、next stepという文字を入れる。
非常に秀作デザインがきれいでブランドのイメージとも合っている。(平本)
女の子の陰が段になっている表現がいい。(萩原)
女の子の髪の毛が地図のように見える。そういう意図とかがあったらもっとよかった。女の子のデザインはもっと考えられたかもしれない。(古谷)
○○○永沢 ゆき
伝統工芸品の職人とデザイナーと顧客をつなぐシステムをつくった。郵便のシステムと、ポストに投函するという方法を用いて手紙形式で職人、デザイナー、顧客が自由にその組み合わせを選ぶことができる。
職人、デザイナー、顧客の三者それぞれが危機感を持っている今、こういう発想は需要がある。システムとしてはおもしろくなりそうだけど実現するときに本当に売れるのかというハードルがある。ポストに投函するのが注文票だったらよかったかもしれない。(平本)
手に取って初めてわかるような職人芸のものに対しての提案。ネット上ではショールームないが、それを郵便に置き換えて郵便局を使うという発想がおもしろい。でも郵便局はローカルなもので限定されてしまう。でもそれが逆にいいかもしれない。どの街にも必ずある。そういうのをもっとクリアに考えられたらよかった。直感的に郵便局にいったのはよかった。(古谷)
最初から伝統工芸品が出てくるのではなくて、あくまでも郵便っていうシステムにしぼった方がよかった。工芸品もポートフォリオにしてポストに投函してもよかった。(萩原)
○○○白 路
スウォッチのパンフレットのデザイン。鏡でできたパンフレットと、時計と、それを見る人とがそろって初めて作品になる。鏡に映すことで試着をすることができる。都会の夜をモチーフにした。
同じようなことを自分の店でやろうとしたことがある。パンフレットのような配るものではなくて、貼ってあるようなものであってもよかった。(平本)
ショーウインドウのデザインにしてもいい。(萩原)
このサイズだと手しか映らない。着ている洋服まで映ったほうが試着するにはいいかもしれない。(古谷)
○○○星野 祐美
JALは最近トラブルなどでイメージダウンしていた。日本独特のもてなしをサービスに反映させるデザインとして、のし紙についている水引の結び目をデザインした。これを機内の様々なグッズに用いる。例えば機内食の箸。持ってかえりたくなるようなデザインにする。ほどけやすいのにきちっと結ばれていることで安心感を与える。
JALのブランド性をよく理解している。(萩原)
水引くらいでは安全性は示せないと思うけど、このデザインはすごくきれい。(古谷)
○○○立川 創平
行政をブランド化する。ゴミ袋をアートにした。草間弥生のデザインなどを取り入れたゴミ袋をつくった。一気に回収されてしまうというところがおもしろいと思った。
このアイディアはあり得ると思う。手がついていてしばれるのもいい。行政のブランドのアイディアとしてだしたのがよかった。それが気に入ってその街に住む人が出てくるということもありえる。(古谷)
アートをテーマにして3種類つくったとして、可燃とか不燃とかを意識づけたり、地域のアイデンティティとしたりしてもいい。(萩原)
○○○山田 宮土理
講評会欠席
○○△朴 政勇
バーバリーパターンを空間化する。
このショップデザインが折りたたみ式になっていてそれが展開するというのはおもしろい。(萩原)
ありえないものにバーバリーパターンを与えるというのもおもしろい。バーバリー柄の羊を各ショップに一頭おくとか。店のアイデンティティの話だから、ここまで大掛かりにしなくてもよかった。(古谷)
○○△山形 史人
ブランド古着屋RAG TAGのパッケージのデザイン。ブランド志向の人たちにとってはブランド古着屋で買ったということがわかってしまうのはよくない。ブランド名を希薄にして持っていても恥ずかしくないデザインにする。見せるときはブランドの模様や色がちょっと覗けて、見せたくないときは真っ白なデザイン。
たいがいどこのブランドの袋にも表裏はある。でもこれを自分の手で切り刻んだのがすごい。(古谷)
つぎはぎ感がおもしろい。風呂敷とかのデザインにしてもいいんじゃないか。(萩原)
○○△真鍋 怜子
日東紅茶のデザインの再構築。カレンダーにして、日々一袋とって飲んでいくことで、裏にある壁紙が少しずつ見えてくる楽しさがある。スプーンや砂糖も収納できるようにした。
紅茶が悪くなっちゃうよね。日めくりのほうがよかったんじゃないか。大きければ平べったくてもできそう。(平本)
中身を出してつり下げたところが真鍋さんらしいと思う。(古谷)
これだったら天井につってあってそこからピッととるようなもののほうが楽しいと思う。(萩原)
○○△星 清慈
最近保守的になってきているSONYを原点に戻すデザイン。
意外性がけっこういいけどもう少し理屈がほしい。これが映像で見られたらサブリミナル的でよかったかもしれない。小さいほうは頭の上のほうが切れていてどこまであるのかわからなくなっているところがいい。(萩原)
腕のいいディレクターと組んだら実現できるかもしれない。(平本)
SONYがこれだけイメージを激変させたらセンセーショナルでいいかもしれない。(古谷)